一色繭実 ライブ「深詩 〜 7th.liberation〜」

 Date/2005.8.27(土)
 Place/代々木Bogaloo(ブーガル)
 Open/18:00 Start/18:30
 With/テヅカケンノスケ、中村隆道、ミッシェル

セットリスト

・海路
・君はかけがえのない戦友だから
・灼熱の残暑
・矛盾
・愛絡の鎖
・余韻
-----------------------------------------
ボーカル:一色繭実
ギター:塙 一郎
パーカッション:豪 宙太
ピアノ:布施卓人
写真:Jico
-----------------------------------------


「深詩 〜 7th.liberation〜」を終えて

夏なのに雨が降っていた。

5年ほど前に窓越しに見た8月27日は雨が降っていた。
鮮明のようでおぼろげに覚えている。

私は、今年もう少しで死ぬところだった。
幸か不幸か、助かった。
何ヶ月かは感情が完全に欠落してしまい
もう戻ってこれないとさえ思っていた。

去年の8月27日から二度目のライブで
一体何を失って何を得たのだろう。
明確には言えないけど
どちらも果てしなく大きいものだ。

何も出来なかったときでさえ
私は何かを消費していた。
何かを食べ、何かを行い、時間は過ぎた。
何も出来なかったのに
それでも私は何かを得ていた。
孤独を、感覚を、そして時間を。

私は生きてるんじゃない。
生かされているんだ。
独りで、色々なことを想い出して、そう想った。
痛みはやがて消えてゆくかもしれない。
でも傷は生涯残り続けていくだろう。
そうしてこれからも生きてゆくのだろう。

歌を、これからも歌う。
明日に続くため、残すため。

悲しみに溺れ、しゃがみこむのではなく
今日を生き抜くという強さで
明日を切り開くため。

なにひとつ美しくないが故
完璧な美しさを持つこの世界を愛してやまないから。
人々の絆の強さに、美しさを感じずにはいられないから。
私はきっと全てを愛しています。
少しでもいい、
私の大切な人に幸せが降り注ぎますように。

あと、私はいつも夢見がとても悪いのですが
ライブ前日に見た夢はどこまでも果てしなく続く
美しくて青い海の夢を見ました。
本当に綺麗で、静かで、あんな夢は初めて見ました。

皆がくれた強さと優しさで
私は昨日のライブをできたのだと想っています。
心を込めて、ありがとう。

(8月28日 BBSより抜粋 一色繭実 )